上棟式とは

上棟式とは...
建物が無事に完成することを祈願する儀式の事で、
棟上げ、建前、建舞とも言います。
一般的に、柱・棟・梁などの基本構造が完成し、
棟木を上げるときに行います。

祭祀の内容は、地域によって様々ですが、
主に、棟木の天辺に幣束を立て破魔矢を飾り、
建物の四方に酒・塩・米をまいて清め、
祭壇を設け、そこでご祈祷を行います。

佐康工務店では、施主様が上棟式を行われる際、
写真下のように、施主様のお名前を綴らせていただいた紅白幕を、
儀式の場に張らせて頂いております。その光景は大変晴れがましく、
まるで歴代の施主様達に背中を押して頂いているかのようで、我々にとっても良い緊張感が高まります。

また、お餅やおひねりを、建物の上から撒く
”散餅銭の儀”という風習行う方もいらっしゃいます。
災いをはらい、感謝を配るという意味があるそうです。

子供はもちろん、大人もつい童心に帰るようで
拾う方々はみな笑顔になり、雰囲気も盛り上がります。

最後に、祈願と感謝の気持ちを込めて、
直会(なおらい)という宴会の席が行われます。

現在は、様々な風習が省略されがちですが、
一生に一度建てるか否かの家づくりだからこそ
こうした儀式を大切にされることは、人と人との
絆を深める素晴らしい儀式だと思います。

儀式を通して、施主様の思いが伝わり、心が繫がり、
我々も、完成に向かうまでより一層背筋が伸びます。

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